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受験生の勉強量の話

 

 

受験生の勉強量の話

 

 

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■個別指導塾へ来る子どもの特徴

 


私が以前勤めていた塾は個別指導の塾だったので、成績が上位の子もいる一方、


学校での成績が中位以下の子どももたくさん通っていました。


正直なところ、「個別指導塾」というのは、こういった下位層の子どもが


多いのが一般的な傾向だと思います。

 


学校での勉強についていけないので塾を検討する 

 

→ 集団塾では結局学校と同じように授業についていけない 

 

→ 個別指導を考える

 


というような流れです。


ところが、こういった子どもたちは個別指導の塾へ通ったところで、全員が全員


成績向上するとは限りません。

 

(もちろん、しっかり成績があがる生徒もいますが・・・)

 


以前にも書いたかもしれませんが、学校のテストで50点以下の点数しか取れない

 

ような生徒は怠慢で(つまり勉強不足で)成績が悪いというケースは稀で、

 

多くは知能レベルが低いことに起因しています。


「知的障害」とまでは言えないが一般的な知能レベルを持ち合わせていない、いわゆる


グレーゾン」と呼ばれる子どもたちです。

 


普通の感覚ではなかなか信じ難いことだと思いますが、長年そういった生徒たちを

 

見ていると、たった5個の英単語も暗記できなかったり、中学校一年生で習うプラス

 

やマイナスの計算が何度やってもできなかったり(加減の符号変換ルールが理解

 

できない)、先週やった授業内容が一週間後にはキレイさっぱり無くなっている

 

ということはザラにあります。


よく「塾へ通わせたが成績が上がらない」と言って退塾させる保護者がいましたが、

 

成績が上がらない生徒の大半は塾でなく生徒自身の知的レベルに問題がある場合が

 

多いのです。

 

 

 

 

 

■勉強をしない生徒は家で何をやっているか

 


勤め始めて最初の1~2年は、それでも何とか成績を良くしてあげたいと奮闘

 

していた時期もありましたが、やがて諦めざるを得ませんでした。

 

言葉は悪いですが、ざるで水をすくうようなもので、指導後には


教える側の徒労感しか残らないのです。


「なんだ!それでも教育者の端くれか!もっと熱心に指導すべきだ!」という

 

お叱りも受けそうですが、そうおっしゃるなら、「あなたもやってみて下さい」

 

と言いたくなってしまいます。


地獄には「賽の河原」というものがあるそうですが、まさに「石を積んでは鬼に

 

崩され、いつまでも終わることのない絶望感」そのものです。


そんな生徒たちでも年齢を重ねれば自然と中3の受験生になるわけですが、当然、

 

主体的に勉強に取り組むということができないので受験生の勉強量としては全く

 

足りないものになります。


当時勤めていた塾ですと受験用のテキストが5教科分(5冊)ありましたので、

 

本来であれば5教科×2単元=10単元

 

は1日のノルマとして頑張って欲しいところです。

 

時間にすると4~5時間でしょうか。


ところが勉強が得意でない生徒たちは受験生であるにもかかわらず、

 

平気で勉強をしない日があったりします。


何をしていたの?」と聞くと、「録画していたドラマを見た」とか

 

ユーチューブを見てた」といったことを答えるので、こちらとしても

 

がっかりしてしまいます。また、生徒に焦りが感じられない一方で、

 

親御さんたちの方がかえって焦ったり受験への不安を募らせたりします。


もちろん、講師の我々も黙って見ているわけではありませんから、

 

自習室に来なさいと促してみたり、宿題という形で強制的に勉強時間を確保しようと

 

します。けれども、多くの場合はそういった期待が見事に裏切られるわけです。

 

 

 

 

■あなたの子どもは大丈夫?

 


もしこれを読んでいる保護者の方で、「自分の子どもも似たようなものだな」と

 

お感じになったとすれば、それは大変危険です

 

この程度の勉強量・モチベーション

 

では、おそらく志望校に合格することは難しいでしょう。


中学生であれば受験生の3年生は16時には学校が終わって部活もなく帰ってくる

 

はずですから、休息や夕飯、風呂などの時間を差し引いても、

 

帰宅後に4~5時間は

 

勉強するというのが理想の姿です。

 

 


もし、そんなにやってない・・・ということであれば勉強量が不足しています。

 

直ぐに一般的な受験生の勉強量を伝えて改善を促しましょう。