塾選びのポイント解説!口コミ(クチコミ)が全てじゃない!
塾選びのポイント解説!口コミが全てじゃない!
子どもを塾に行かせようかしらと考え始めた当初、必ずといっていいほどぶつかる壁が、
「うちの子、どこの塾に行かせようかしら・・・」
という、塾選びに関する迷いだと思います。
このように、塾選びで悩むお母さんは多いです。
「何を基準に塾を選べばいいか分からない!」
「塾はどこも同じに見えるっ!」
「自分が子どもだった時代と学習の内容が違うから、よく分からない!」
このような声をたくさん聞いてきましたので、よく分かります・・・。
・・・というわけで、今日はこれまでの塾長経験を活かして塾選びのポイントを解説してみたいと思います。
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ポイント1
塾選びは子どもの口コミ(クチコミ)を鵜呑みにしない
塾選びでよくありがちな失敗パターンが、子どもの口コミを鵜呑みにしてしまうこと。
「友達の〇〇くんが、あそこの塾に行ってるから、自分もそこがいい!」
と子どもに言われたりして、
「あら、そう?まあ、せっかく本人が行く気になってるし、そこでいいか。」
な~んていう状況になりかかっていないでしょうか?
当たり前ですが、「友達の〇〇くん」にとって最適な塾が、あなたのお子様にとっても最適な塾とは限りません。
たとえば、お友達は集団授業スタイルの授業でも集中して授業を受けられるかもしれませんが、もしかするとあなたの子どもは個別指導スタイルの塾の方が合っているかもしれません。
「友達がいるから」という理由だけで塾を決めてしまうのは後々後悔しますからやめておきましょう。
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ポイント2
塾選びは口コミ(クチコミ)情報だけに頼らない
ほとんどの皆さんが、ネットで近隣の塾情報を検索すると思います。
その際に気になるポイントが「口コミ(クチコミ)」でしょう。
また、お母さん仲間どうしで塾の情報交換をして、「あそこの塾がいいらしい」なんて話を聞き、「へ~、そうなんだあ」と参考にすることもあるかと思います。
でも、ちょっと待って下さい!
そのネットの口コミは信用できる人が書いたものでしょうか?
他のお母さんから聞いた話は、その人自身が体験した「一次情報」でしょうか?
残念ながら、塾の関係者が自分の塾に対して好意的に書き込みをしている場合もありますし、塾がお金を払ってライターさんに好意的なクチコミを書いてもらっているケースも散見されます。
逆に、「ここの塾はヒドイ!」とアンチな書き込みがあったとしても、もしかするとそれは一部のクレーマー的なお客様の書き込みであり、本当はものすごく良い塾である可能性もあります。
私が以前勤めていた塾でも、お月謝を滞納しているお客様に支払いを依頼したところ、
逆ギレされて不本意なクレームにつながったという事例がありました。
口コミ(クチコミ)は塾を選ぶ際の判断材料の一つではありますが、それだけを頼りに選んでしまうのは避けましょう。
たいていの塾は「無料体験」をしてから入塾を検討できるシステムになっていますので、体験を利用して、しっかり自分(子ども)の一時情報を元に判断してください。
親の方は塾の担当者に、あれこれと気になる点を質問しましょう。
一方的に説明を聞くだけで保護者の側から質問しないと、(あっ、この保護者は大丈夫そうだな・・・)と担当者は安心してしまい、その後のフォローが甘くなる傾向があります。
逆に質問が豊富な保護者であれば、担当者は(このお宅は子どもの勉強の様子を細かくチェックしているんだな。下手な指導はできないぞ・・・)と身を引き締めて子どもの指導に当たってくれます。
しっかり自分の目で塾を見て、塾の担当者に質問をしながら指導方針などを確認することが大切です。
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ポイント3
塾を値段で選ぶのはNG
これもよくありがちです。
「A塾は月1万円で1教科のみ」に対して「B塾は月1万円で3教科指導」だった場合、
「え?B塾安いじゃ~ん。こっちにしよう!」という方が多いです。
でもちょっと待って下さい。その2つの塾は値段が違うだけなのでしょうか?
よくあるのが、「個別指導塾だと高いから、安い集団指導塾にする」という理由。
これ、はっきり言いますけど、学校のテストで70点以上は取れている子でないと、
あまり意味がありません。
70点くらい取れているのであれば、あとは応用力をつけるだけなので、集団塾の先生がパッパと授業を進めても理解することができます。
しかし逆に70点以下の子であれば理解が追いつかず、分からないまま授業が進んでしまうこともあるので学力向上に反映されません。月謝が無駄になってしまう可能性大です。
それから、同じ「個別指導塾」どうしで比較検討する際にも注意が必要です。
値段だけで選んでみたら、実際はA塾が「先生:生徒=1:1」だったのに対して、
B塾は「先生:生徒=1:5」だった!なんてこともあります。
ちなみに、某●光義塾さんは、一人の先生が4~5名の生徒を指導するスタイルで有名です。
「自立学習」とかなんとか謳っていた気がしますが、自立して勉強を進められる子が、
そもそも個別指導塾に行くケースは少ないですからね・・・。
案の定、●光義塾さんで成績が上がらない・・・という理由で、当時私が勤めていた塾に切り替えにいらっしゃる親子はいらっしゃいました。
値段だけで塾選びをしてはいけないという、よい例だったと思います。
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ポイント4
受験に対して、どのように取り組ませてくれるか確認する
受験に対して、どのように取り組ませてくれるかをきちんと確認してから入塾することは大切です。
「え?塾なんだから、受験に対応しているのは当たり前でしょ!?」って思いました???
そうですよね。受験に対応していることは一見すると当たり前のようですが、例外もあります。
例えば学校の学習内容に関する指導がメインの塾の場合。
こういった塾の場合、学校の補講的な意味合いでの指導が中心で、受験対策に強くないことがあります。
このような塾は蓄積された受験ノウハウを基に受験生を指導できているわけではないので、志望校ごとの傾向や対策が十分ではありません。
また、子どもをどのように受験合格まで導いてくれる予定なのか、受験対策のスケジュールや使用する教材について質問してみることです。
特に知名度のある塾の看板を掲げていても、実は「フランチャイズ」経営であり、経営者である塾長の考え方によって、受験対策にもバラつきがある場合があります。
受験対策のノウハウがマニュアル化されておらず、フランチャイズで看板だけ買ったような経営者が漫然と子どもたちに勉強をさせているようなケースもありますので、保護者がしっかりと自分の目で確認することが必要です。
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ポイント5
集団塾か個別塾か、何人制の授業なのか確認する
上記と重複する部分もありますが、まずは「集団塾」なのか「個別塾」なのかを選択しましょう。
先に書いた通り、一つの目安としては、学校のテストで70点取れているかどうかです。
テストで70点以上取れているようであれば集団塾でもOKですが、それ以下の点数なのであれば、個別指導塾をオススメします。
そこまでの基礎学力が無いにもかかわらず「安いから」という理由で安易に集団を選ぶと、伸びる成績も伸びなくなってしまいます。
それから「何人制の授業なのか」を確認することも大切です。
「集団塾」でも1クラス6人でやっているところもあれば、20人という場合もあります。
「個別指導塾」は集団塾以上に人数比の確認が重要で、先生と生徒が「1:1」の完全個別スタイルもあれば、個別と書いていても「1:2」という塾もあります。
また、極端なところでは、「1:3~5」というスタイルを取っている塾もあり、もはや「個別指導」と呼んでいいのかどうか迷ってしまうケースもあります。
テストが70点に達していない子どもの場合は、多くが自主的に学習を進めることが困難なケースが多いですので、「1:3」以上の人数比になってくると指導してもらえる時間が少なく、成績を上げにくい場合があります。
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以上、塾選びのポイントを解説してきましたが、最後には親御さんがきちんと塾の情報を吟味し、子どもにとって最適と思える塾を選んであげることです。
そのためには、まずしっかりとした情報収集からはじめましょう。
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その秘密については次の記事で書きましたので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
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