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勉強ができない子供は病気?│なぜかイライラしてしまう

勉強ができない子供は病気?│なぜかイライラしてしまう

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  子供の勉強について悩んでいるお母さんは世の中にたくさんいます。

 


うちの子供は勉強ができない」もしくは「うちの子供は勉強が嫌い」という話を周りで聞いたことがありませんか?

 

 

もしかすると、「うちの子供がこんなに勉強ができないのはなぜ?何かの病気なのでは?」と心配しているお母さんもいるかもしれません。

 

 

どうしてこんな問題も理解できないのだろう??」と思うと、イライラしてしまうこともありますよね。

 

 

そこで、この記事では次のような点について書いてみました。

 

 

・勉強ができない子供は病気なのか?

・うちの子供はなぜこんなにも勉強ができないのか

・子供にイライラしてしまうときの対処法

 

 

 

 

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勉強ができない子供は病気なのか?f:id:s04t13s57:20190411194749j:plain

 

 子供の成績が悪すぎて「うちの子供は何かの病気なのでは?」と心配していませんか?

 

それを判断する上で、一つポイントになる基準はこちらです。

 

【小学生】

 

・2~3年生になっても教科書の字を読むのが苦手(ゆっくりしか読めない)。

・字を書くとき、ノートのマス目から大きくはみ出してしまう。

・何度教えても繰り上がりの計算ができない。

・(高学年で)何度やっても分数の計算が理解できない。

 

【中学生】

 

・学校の定期テストで40点以下の点数を何度も取ったことがある。

 

 

 

もちろん、この基準が全てではないので一概には言えないのですが、この基準のうちどれかに当てはまるようならば、何らかの病気を疑うべきです

 

 

ただし、「病気」という表現は適切ではありません。先ほどの基準に当てはまるものがある場合、考えるべきは「軽度知的障害」と「発達障害」の2つです。

 

 

それでは次に、その2つについて見ていきましょう。

 

 

 

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うちの子供はなぜこんなにも勉強ができないのか

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うちの子供はなぜこんなにも勉強ができないのか」と心配する場合は、先ほど書いた通り、「軽度知的障害」と「発達障害」の2つを疑う必要があります。

 

 

軽度知的障害の場合

 

 

軽度知的障害とは、IQ知能指数)が50~69の場合とに該当します。一般的なIQは70以上です。

 

 

一見すると会話も成立しますし、自分で身の回りのことはできますので、あまり日常生活に不便はなく、障害と気付きません

 

 

ですので周囲の大人も「知的障害がある」ということに気付きにくいケースが多く、必要なサポートが遅れてしまいがちです。

 

 

しかし軽度知的障害がある場合、学校での学習理解には限界があります。小学校では何度教えても割り算の筆算ができなかったり、どうしても分数の計算が理解できなかったりします。

 

 

善意ある学校の先生が放課後にマンツーマンで補講をしてくれたりするケースもあるようですが、そういった個別サポートを受けても残念ながら理解できるようにならないのです。

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また中学校になると一般的な子供との学力差は、はっきりしてきます。中学校レベルの勉強を理解できる能力がないため、数学や理科の計算が著しくできません

 

 

また暗記力にも問題があり漢字や英単語を何度練習しても忘れてしまいます社会などの暗記科目も高得点を取ることができません

 

 

このようなことから、軽度知的障害がある子供中学校のテストで複数科目40点以下の点数となります

 

 

 

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発達障害の場合

 

 

発達障害がある子供も学校の学習で支障をきたすことが多くあります。

 

 

ただし「発達障害」とは「ADHD」「学習障害」「自閉症スペクトラム」の3つを含む用語ですので注意が必要です。

 

ADHDのケース

 

ADHDとは「注意欠陥・多動性障害」のことです。

 

「気が散りやすい」「集中力がない」「授業中に立ち歩いてしまう」などの特徴があり、学校の授業を集中して聞くことが難しいため学力が低いケースがあります。

 

ただし知的障害を伴うケースは少なく、むしろ非常に学力が高い場合も多くあります。

 

 

学習障害のケース

 

LD「学習障害」は、知的障害がないにもかかわらず、読む・書く・話す・計算する、などのうち、特定の行動にだけ困難が生じます

 

学習障害は更に次の3つに分類されます。

 

ディスレクシア(読字障害)

文字を読むことだけが非常に困難です。

 

ディスグラフィア(書字障害)

文字を書くことだけが非常に困難です。

 

ディスカリキュリア(算数障害)

数字を使った考え方や計算が非常に困難です。

 

 

 

自閉症スペクトラムのケース

 

ASD自閉症スペクトラム」の中にも様々なタイプがあり、知的障害や言語障害を伴う場合もあります。

 

ASDも更に、「自閉スペクトラム」「アスペルガー症候群」「機能自閉症」「カナー症候群」「広汎性発達障害」なに分類されます。

 

総じて対人関係やコミュニケーション能力に困難があり、興味や関心の幅が狭く物事に強いこだわりがあるため、一般的な学習内容を習得することは難しいでしょう。

 

 

 

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子供にイライラしてしまうときの対処法

 

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 「どうしてこんな問題もできないの?」と感じるほど自分の理解を超えて子供の勉強ができていないと、ついついイライラしてしまいますよね。

 


では小学生や中学生の段階でそのような子供の現状に直面した際、親としてどのような対応を取ればいいでしょうか。

 

 


勉強ができない子供に対してやってはいけないこと①

 

 


親として、勉強ができない子供へ一番やってはいけない最悪の方法が「放置すること」です。

 


うちの子は馬鹿だから」とか「頭悪いから仕方ない」といった諦めは、まあほとんどの場合は放置したことによって子供はますます学校の勉強が理解できなくなり、より一層勉強に興味を持てなくなります。

 


すると当然、子供が進学する学校は限定されることになりますし、人間的にも退廃した性格の青年になってしまうという事例をこれまでたくさん見てきました。

 

(もちろん全てではありません。勉強以外の個性を発揮して活躍している人材は多くいますが・・・)

  

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勉強ができない子供に対してやってはいけないこと② 


次にやってはいけないのは、「子供の勉強のため」といって強制的に塾へ通わせたり家庭教師を付けたりすることです。

 

 

これは一見すると良いことのようですが、学習塾の塾長をしていた経験から言いますと、「誰も幸せにならない最悪の選択」と言ってもよいでしょう。

 

 


1、まず子供は、嫌いな勉強をするために嫌々塾に行ったり、家庭教師と苦痛の時間を過ごさねばなりません。

 

 


2、塾の講師や家庭教師の立場からすると、こういった勉強に対するモチベーションの低い生徒に勉強を教えても全くといっていいほど身につかないため、教えること自体が無意味に感じられ指導するのが馬鹿らしくなります

 

 


3、保護者の立場からすると、せっかくお金をかけて塾や家庭教師をやっているのに成果が見られず子供に対してイライラしますし、成果が出せない塾や家庭教師に対しても不満を感じることになります。

 

 


まさに三者にとっていいこと無しです。

 

 

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【2】については反論もあるかもしれませんね。「子供のモチベーションを上げて成果を出すのがお前たちの仕事だろう」と。

 


しかし、塾の先生や家庭教師も神様ではありません。

 

 

まったく勉強をやる気の無い子供のモチベーションをそんなに簡単に上げられるなら誰も苦労はしないのです。

 

 


私が以前勤めていたのは個別指導の塾だったので、勉強が得意な生徒もいれば極めて勉強のできない生徒まで様々な生徒がいました。

 

 

しかし、先ほど書いたように「軽度知的障害」や「発達障害」を抱える子供たちは、どんなに一生懸命指導をしても全く学習内容が定着せず、テストで10点~20点といった点数を取ってくる生徒が何人かいました。

 

 

 

そういった困難を抱える生徒たちに、いくら「モチベーションを上げる指導を」と取り組んでも、実際にはかなり困難なことであるということをご理解いただきたいと思います。

 

 

 

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 イライラしてしまわないための対処法

 

 それでは、勉強ができない、あるいは勉強が嫌いな子供には、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

 

 

 親がイライラしてしまわないためには、どのように対処すればよいでしょう?

 


勉強ができない子供への対処法 ~ステップ1~

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まずは親が子供の勉強に寄り添う。

そしてたくさん褒める。

 


夫婦共働きというご家庭も多いので親御さんも忙しく、子供の勉強に寄り添う時間がなかなか確保できないという方も多いかもしれません。

 

 

しかし、毎日30分だけでもいいので、何とか子供の勉強に寄り添う時間を捻出しましょう

 


勉強が苦手で・・・」という親御さんの場合は、自分が教えなくても大丈夫です。

 


子供の隣に寄り添って、「一緒に勉強へ向き合う」という姿勢を子供に示して下さい。

 


「勉強しろ!」と口でだけ言って子供を放置しても、勉強嫌いな子供は大抵やりません。

 


親がやるべきことは「叱ること」ではなく、「たくさん褒めること」です。

 

 


一緒に勉強へ寄り添う中で、子供が一つでも正解できたら、これでもかっ!というくらい大袈裟にたくさん褒めてあげましょう。

 

 


最初は褒められた子供も恥ずかしくて嫌がるかもしれませんが、続けるうちに褒められることに快感を感じ、勉強へのモチベーションが少しずつ上がってくるはずです。

 

 

 

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 勉強ができない子供への対処法 ~ステップ2~

 

 

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勉強アプリやオンライン学習を利用してみる

 


親が一緒に寄り添ってやることで子供のモチベーションが少し上がってきたなと感じたら、いきなり塾などへ通わせてはいけません

 


まずやるべきは、「子供が楽しく勉強に取り組む」環境を整えることです。

 


そこで、塾や家庭教師よりも取り組む上でハードルが低いのが、「勉強アプリ」や「オンライン学習」です。

 


これはある意味、ゲーム感覚で勉強に取り組むことができますので、勉強嫌いな子供にとっても勉強への心理的負担が少なくて済みます

  

 

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こちらの記事で詳しくまとめていますので、気になる方は要チェックです。

 

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